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3つの課題をご紹介します。
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教材写真:なかよしみつけ なかよしみつけ
●ねらい 生活的な関係概念が育つ
●内 容 物や道具の性質や用途を考え使用する時どれとどれを組み合わせると良いか判断する
先ず、描かれている絵は何かを判断します。1枚ずつ手にして、「これは、洗濯機」とか「これはハサミ」「これは…何?」。その眼差しは真剣です。子どもは、大人が考えるような関係付けを行うとは限りません。それは、自分の特殊な経験や知識で関係付けることがあるからです。日頃、何気なく接している日用品を見ながら「なるほど!」と、頷きながら組み合わせる子どもの顔は満足そうに輝きます。
教材写真:ねったいぎょ ねったいぎょ
●ねらい 色の弁別力と、集中思考力が育つ
●内 容 熱帯魚の模様を見て、同じ模様同士に分類する
「ワッ、きれい」「これ、水槽だよね」。シール製の色鮮やかな熱帯魚を見て、子ども達の声が飛び交います。2色の配色は容易ですが、3色・4色の配色になると熱帯魚を見比べる顔つきが真剣になり、「これとこれは同じ」「これとこれは違う」。このとき、知能の第一歩である分類に挑戦しています。そして、水槽に泳がせるときの子どもは、熱帯魚と会話しながら遊んでいます。この活動は、事物の細かいところまで観察して、それらの違うところと同じところに基づいて分類します。「注意深くものを見る」ということを、自然に体験しているのです。
教材写真:つくれるかな つくれるかな
●ねらい 構成順序の理解力と、集中思考力が育つ
●内 容 数枚の絵の部分を重ねて、見本と同じ絵を完成する
「この絵をどうするんだろう」。最初は、ほとんどの子どもが、困惑気味の顔をします。順序通りに縦や横に並べることはよく経験しますが、順序通りに重ねる経験はあまりしていません。ここでは、情景画を見て、1つ1つの絵がどの様な順序で重なり合っているか見通しを立て、復元します。子ども達は、見本の絵を前に、何枚もの絵カードを持ち替えながら試行錯誤を繰り返します。重ねるたびに、「あれ、違う」「よし!」と思わず声が出ます。このような経験を通して、物事にはいろいろな順序性があり、表現の仕方も様々にあることを経験します。

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